師走の雲ひとつない快晴の月曜日、いつものメンバー3人で奈良・生駒山の宝山寺などを訪ねました。
16日は宝山寺の大鳥居に大きい注連縄を奉納する、注連縄奉納会です。
10時前宝山寺に着くと、満杯のため上の第2駐車場に駐車しました。
すでに鳥居の前には200~300人があつまり、2本ずつ6組の50メートル位の綱を手に持って並んでいました。
鳥居の下には、長さ7メートル程の注連縄が置かれて、6組の綱に結ばれています。
10時過ぎ7人の僧侶が2人の楽人の笛と笙の音楽とともに、上の本殿の方から降りて来られ、鳥居の下、注連縄の(石段)下側にならび、般若心経や真言を唱えて法要後、僧侶の合図で、総代らしき人の号令により、六根清淨と声を上げながら、ゆっくり注連縄が引き上げられていきました。
鳥居の上の石梁に着くと、注連縄の上に付けられた散華台が回転して、上から散華(5色の切弊)を降らしました。その後、参列者に餅の入った御供袋が配られ、奉納会が無事終わりました。この餅は注連縄のための稲から作られたようです。
我々はその後、上の歓喜天(聖天)のお堂に参拝し、屋台の枇杷などを買いお寺を出ました。
(宝山寺鳥居) (注連縄)
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大注連縄上げて五色の幣降らす 常朝
11時半頃、富雄・三碓・黒谷橋西詰の紀玄で昼食をいただいたあと、奈良・春日大社若宮を訪ねました。
春日大社若宮では明日の「おん祭」の宵まつりとして、様々な宵宮の行事が行われます。我々は、春日大社の駐車場の奥に駐車し、若宮で、鳥の声を聞きながら儀式を待ちました。
周囲の観光客も中国人らしい家族づれや団体客が多く、聞こえるのはほとんど中国語でした。境内の鹿は中国人にもゆっくりお辞儀していました。
そばの夫婦大黒の縁結びの絵馬にも、中国語で縁結びの祈願らしい文字が見えました。
勿論、英語、ドイツ語のほか、何語かわからない絵馬もありました。
2時頃、やっと若宮本殿でおん祭の流鏑馬・稚児や行列の大和士の人々による「宵祭詣で」が神官のもとで行われました。その以後も、田楽奉納や、神饌(お供え)奉納などの宵宮祭が行われるのですが、待ちきれず、駐車場の中の喫茶店で「ぜんざい」や「ソフトクリームセット」などをいただき、解散しました。
(春日若宮) (宵宮詣での稚児達)
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おん祭宵宮の杜に鳥の声 常朝
12月にしては暖かい快晴の日、新年を迎える準備としての注連縄奉納会や、伝統あるおん祭の宵宮に少しだけですが参加できたのは幸いでした。