2022年1月10日月曜日

293.伊勢神宮から津城跡

 「アカシア紀行・俳句」2021年12月31日(金)    前へ  次へ

 長男一家3人の帰省を兼ねて、嫁の母上と合計6人で、久しぶりに伊勢神宮を参拝し津城跡を訪ねました。2年目となった新型インフルエンザの国内感染者数は年末で約173万となりましたが、一日全国510人と、落ち着いてきたのを意識しました。(その後わずか10日で一日全国約8500人の感染となりましたが)

 30日午後3時すぎ、鳥羽駅近い錦浦館に集合し、鳥羽ショッピングモールから鳥羽マルシェの商店街を過ぎて港を歩きました。海上は鴎が前へ進めないほどの風でしたが、答志島もくっきり見えて良い天気でした。土産物などをそれぞれ買って、旅館に戻り大浴場入浴後、海の幸の夕食をいただきました。

                           (答志島)

                     (鳥羽のさざえストリート)


鳥羽の海風に進まず百合鴎       常朝

答志島の灯見えて年惜しむ       常朝

 翌31日朝8時旅館を出発、一台の車で、伊勢神宮内宮を訪ねました。おかげ横丁の東の五十鈴川の橋を渡ったすぐの駐車場ですが、すでに車は満車に近いほどでした。おかげ横丁は人が多く、赤福餅は行列ができていました。宇治橋を渡り、五十鈴川の御手洗場に出て、砂利道の音が絶えない参道を南へ歩いて内宮を参拝しました。

 一人の男性がきちんと黒服を来て、神官に案内されて、柵内に入り正式参拝をしていました。近くに大樹があり、てのひらを当ててこれまでの無事を感謝しました。

 その後奉納太鼓のにぎやかなおかげ横丁に戻り、スヌーピー茶屋で約20分待ってコーヒーなどをいただきました。

                                  (五十鈴川手洗場)

             (伊勢神宮外幣殿)

              (おかげ横丁の太鼓奉納)


           初伊勢の大樹に手の平あてにけり    常朝

           高虎の城壁すらり去年今年       常朝

 その後、伊勢自動車道を西から北上し津市役所南の脇田屋で松阪牛の焼き肉をいただきました。コロナ対策のアクリル板はなかったですが天井に換気扇がいくつもありました。

 1時半頃約200メートル東の津城跡を訪ねました。津城は城作りの名人といわれた藤堂高虎の居城だったとのことで、高虎の銅像もあります。東に3重のやぐら(櫓)もあり、石垣は濠に美しい曲線を作っています。大きいソテツの林?があり、なかに松脂がいっぱいの松もありました。

             (津城のやぐら)

              (津城の濠)

           (津城説明板(クリックで拡大))

 2時前城跡を出て、柘植駅に母上と嫁を送り、12月免許をとった孫の運転で奈良へ戻りました。

           (柘植駅)

久しぶりに伊勢参りができた上、海鮮料理、松阪牛と津城跡を楽しめたコロナ2年目の年末でした。