「アカシア紀行・俳句」2002年8月30日(金)
夏休みの終ろうとする日、天理市福住の氷室(ひむろ)跡を訪ねました。
ここは仁徳天皇の頃より皇室に献上する氷を地下に保存した「氷室」の跡です。
そこには昔の氷室が再現されて建てられていました。
地元の人に聞くと、毎年2月に数百キロの氷を蓄え、7月に取り出して、
子供たちにかき氷などをふるまう「氷まつり」が行われるそうです。
本当の氷室の跡はここから2キロほど西の氷室神社の近くに数箇所あるらしい
ですが、平成11年(1999)にこの場所に再現されたとのことです。
再現氷室は山のふもとにあり、そばに立つと涼しい風が通り抜けました。
そばの地面には煙茸がいくつか生えており、足で踏むと怪しい煙が立ち昇りました。
煙茸踏めば生命の煙立つ 常朝
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