「アカシア紀行・俳句」2009年10月22日(木)
うろこ雲のさわやかな日、いつものメンバー6人で芦屋市の虚子記念文学館から
神戸市北区の弓削牧場を訪ねました。
10時文学館集合でしたが、阪神高速大阪港線(阿波座-法円坂)が工事中で、
環状線東側から神戸線へ入ることができず、一旦信濃橋で降りて、中之島西から
高速道に再入路したのですが、環状線の出口、入口に迷って30分もおくれました。
文学館は阪神芦屋駅から南500メートルほど、芦屋川西岸から西へ60メートル
ほどにある瀟洒な2階の建物です。
入口の3台くらいの駐車場に車をとめ入館しました。
10月3日から来年5月9日まで「虚子の著作展」を開催中で、2階には高浜虚子の
俳句入門書、小説、夏目漱石の原稿、子規の仰臥漫録などのほか、
「小牡丹といふといへどの紅ほのか」などの有名な句の句軸も展示されています。
虚子の紫檀の文机、旅行かばんなどもありました。
句軸を見ていると蚊が一匹寄ってきました。
30分以上も見学して、近くの芦屋公園の鵺塚(ぬえづか)を見ました。
京で源頼政に退治された鵺の死骸が流れついた所だそうです。
なほ光る虚子の文机薄紅葉 常朝
秋の蚊や虚子の句軸を見上ぐれば 常朝
(虚子記念文学館:写真はすべてクリックで拡大)
(ぬえ塚)
(ぬえ伝説)
その後、上宮川町の神戸屋で昼食後、国道2号線を西へ、六甲道路から
花山台経由で有馬街道に入り、箕谷近くの芝床交差点から弓削牧場に行きました。
牧場は神戸電鉄・山の街駅の東2キロほどの山のふもとにありますが、
牧場の門は小倉台の住宅地に接しています。
駐車場から坂を上ると、右手に牛小屋があり乳牛が10頭くらいいて、
へちまの花が咲いて、大きな実が数個成っていました。
外の囲いには子牛が数頭寝そべっています。
牧場にはレストラン(チーズ、ケーキなど)があり、お客も数組ありました。
畑や土手にはローズマリーなどのハーブが植えられています。
土手上に見晴らし台がありましたが、木が生い茂って牧場しか見えませんでした。
しばらく散策して、レストランの庭のテーブルで小句会後、ケーキ・ミルクを
いただき、4時半頃現地解散しました。
牛小屋の窓の暗きにへちま咲く 常朝
ハーブの名聞きて忘れて鱗雲 常朝
(弓削牧場の牛舎)
(牧場レストラン)
(見晴らし台より牧場)
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