「アカシア紀行・俳句」2011年8月11日(木)
立秋をすぎてもまだまだ暑い日、避暑をかねて、いつものメンバー5人で、
梅花藻(バイカモ)で有名な滋賀県醒ヶ井から醒ヶ井養鱒場を訪ねました。
醒ヶ井は江戸時代から中山道69駅61番の宿場町として栄えましたが、
今は湧水の地蔵川に咲く梅花藻などで有名です。
電車などではJR東海道本線の醒ヶ井駅ですが、
我々は車で、奈良を8時に出て京阪奈道、京滋バイパス、名神高速を
利用して、10時半頃醒ヶ井水の宿駅に着きました。
水の宿駅に車を置いて、21号線の道路を越えた駅の南側の道を
東へ数分歩くと、いきなり梅花藻がゆらぐ地蔵川に出ました。
川沿いの道は広く車も通らないので歩きやすかったです。
地蔵川は巾3メートル程の浅い湧水の川で、水源地は600メートル程
東へ歩いた加茂神社の下の岩です。
川の南側の家はすべて巾2メートル弱の橋があり、家から石段で
川に降りるようになっており、ある家では女の人が白い布を
すすいでいました。盆花を川に浸している家もありました。
梅花藻の花にあらたな波生まれ 常朝
梅花藻の流れに浸す精霊花 常朝
(醒ヶ井の梅花藻:クリックで拡大:以下すべて)
(地蔵川ですすぐ)
やや上流には地蔵堂があります。これが川の名の由来でしょう。
昔干ばつのとき、伝教大師(最澄)が大きな石の地蔵尊を彫刻して
祈願されたら3日間雨が降ったとかで、最初は川の中にあったのを
お堂にお祭りするようになったそうです。
(醒ヶ井地蔵尊)
(地蔵尊説明板)
加茂神社まで歩いて、水源地を見た後、資料館近くの川岸で、
ハリヨという琵琶湖の魚を泳がせている水槽を見ました。
醒ヶ井の地名の由来は、昔日本武尊が、怪我を癒したためとのことです。
梅花藻の清水は神の岩間より 常朝
(加茂神社:クリックで拡大:以下すべて)
(湧水:神社の下:これが水源地)
(ハリヨ)
(ハリヨの説明板)
(西瓜を冷やす店)
川でスイカを冷やしている店でトマトや鮎の天ぷらなどを
それぞれ食べ、涼しい川沿いの道をゆっくり歩いて、駅に戻り、
車で3キロほどの養鱒場を訪ねました。
南入口のレストラン「養鱒センター きたがわ」で鱒や岩魚の料理をいただき、
養鱒場を少し歩きましたが、時間もなくなったので戻りました。
梅花藻の川も、養鱒場も木陰が多く、涼しい一日でした。
(養鱒場南の入口)
(養鱒場料金所)
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