「アカシア紀行・俳句」2012年8月3日(金)
8月の朝から快晴・猛暑の日、いつものメンバー5人で、
避暑をかねて奈良県吉野郡の大台ケ原を訪ねました。
橿原神宮前の橿原観光ホテルを8時半出発、吉野川(紀の川)
沿いの道を東(上流)へ走りました。
途中、吉野高校の対岸の169号線沿いの「焼きもち店 小橋」で
餡入り焼きもち、みたらし団子を買いました。
169号線の宮滝を過ぎ、吉野郡川上村の大滝ダム、大迫ダムをすぎて、
ほぼトンネルばかりの道を約3キロの三叉路を右折、ドライブウエイを
約20キロ走って、大台ケ原駐車場に10時半着きました。
200台以上の大駐車場です。
車を降りるとそこは海抜1573Mの高原、半袖では寒いほどの気温でした。
駐車場の東側の大台ケ原ビジターセンターで案内地図を買い、
すぐ北側の登山道入口から、森の中の涼しい道を歩きました。
大台ケ原は上北山村と三重との県境にある東西5キロ程の高原山地ですが、
平均年間雨量が4000ミリをこえる日本有数の多雨地帯です。
台風の影響や鹿などの害で山の木が倒れ、自然保護・再生のため、
日出ヶ岳→正木峠→牛石ヶ原→大蛇嵓→シオカラ谷の東コース9キロは
自由ですが、ブナ原生林のある西コース10キロは入山許可が必要との
ことです。
学生時代に歩いた大杉谷も2004年9月の台風21号以来通行禁止でしたが、
今年8月11日から一部林道経由で通行可とのことです。
(上北山村ホームページ)
高原の涼気いきなり駐車場 常朝
(大台ケ原ビジターセンター)
(トイレ前の案内図:クリックで拡大:以下同じ)
我々は、今回は日出ヶ岳は避けて、尾鷲辻から正木ヶ原を目ざしました。
森の中の道は巾2メートル位に石が敷き詰められ、尾鷲辻までは比較的
平坦でしたが、正木ヶ原までは少し階段状の上り道でした。
途中ミヤコザサの原の左右、針葉樹や楓などの森の中に倒木や切り株が
あり、スギゴケなどの青い苔がぎっしり生えています。
また水源地帯・立入禁止の標識もあり何本もの清水の流れが道を
横切っています。
途中で清水を飲みましたが冷たくて柔らかい味でした。
ホオジロあるいはコガラのような声の鳥も鳴いていました。
大台の清水を飲めば鳥の声 常朝
(登山口)
(尾鷲辻への道)
(尾鷲辻への道の沢橋)
(笹原の清水の流れ)
(切り株)
(尾鷲辻の休憩所)
尾鷲辻の休憩所には、2、3のグループ、10人位が休んでいました。
正木ヶ原に着くと12時を過ぎていましたが、丸太や岩に坐って、
餅やブドウをいただき、しばらく散策して、元の道を戻りました。
駐車場へ戻ると13時半頃でしたが、上北山村物産店のレストランで
昼食をいただき、14時すぎ、高原を降りました。
高原の清水横切る幾たびも 常朝
(正木ヶ原 海抜1641メートル)
(正木ヶ原から正木峠)
(正木ヶ原の説明板)
途中、芦原峠の南・畑屋口北の道路脇に蓮田があったので、
しばらく蓮の花や小鮒草を見ました。
蓮田は広さ約1反(300坪)ほどで、蓮の花はほとんど盛りを
過ぎていましたがまだ10センチほどの蕾もありました。
蓮の田の光返して小鮒草 常朝
(芦原峠の蓮田)
(蓮田の小鮒草)
さらにホテイアオイを見に畝傍御陵前駅の東の本薬師寺に立ち寄りましたが、
アオイの花はちらほらで、花時にはまだ少し早い感じでした。
(本薬師寺のホテイアオイ)
(本薬師寺の礎石)
(本薬師寺の石碑)
その後、橿原観光ホテルで早めの夕食をいただき解散しました。
大台ケ原の8月は一年中で一番雨が多く、平均約20日は雨というのに、
天気に恵まれ、下界の猛暑を忘れて、高原の避暑と山歩きを楽しめたのは
幸運でした。
(記録のため所要時間を記すと:
橿原神宮前から大台ケ原駐車場 2時間 (往復とも)
大台駐車場から尾鷲辻 1時間10分
尾鷲辻から正木ヶ原 約20分
正木ヶ原から駐車場(戻り) 1時間15分 でした)
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