「アカシア紀行・俳句」2014年2月19日(水) 前へ 次へ
雪こそ降らなかったですが風の寒い日、いつものメンバー7人で、
八尾市・心合寺山(しおんじやま)古墳から大阪市の鶴見緑地を訪ねました。
元の予定は14日でしたが、全国の大雪で延期となりました。
国道170号線の八尾市大竹の楽音寺南のさらに南の交差点を東へ400メートル
行くと、濠に囲まれたきれいな前方後円墳があり、市の古墳公園として
整備されています。
心合寺山古墳は5世紀初めに作られた全長160メートルの濠のある古墳で、
約3000の埴輪があったので、復元埴輪が方墳の周囲に並んでいます。
通常は火曜日閉館ですが、あいにく2月は水曜日閉館で、学習館などは
閉館でした。我々が着くとすぐ、鴨が2羽濠から飛び立ちました。
周囲の浅い濠の周囲の歩道などを散策しました。
つめたい風の中、円墳上の2本の大樹の一本の梢に鴉が4羽とまっており、
宿り木が日を受けていました。
西側の畑に数本の梅が白く咲いています。
古墳の土手の水仙の群が、草刈機で刈られており、傍の金網に
清掃業者が刈ってしまったことをお詫びしますと、掲示板が掛けてありました。
しかし数本の茎は水仙を咲かせていました。
しばらくすると、若い男性が来て、ルアー竿で魚形の白いルアーを濠に
投げました。
ブラックバス釣りですが、水が温むのを待ちきれずに来たそうです。
畑の枯蓮や小池の赤い浮草などを見てから、外環170号線を北上、
鶴見緑地を目指しました。
方墳の埴輪の列や冴返る 常朝
古墳池春待ちきれず疑似餌投ぐ 常朝
(心合寺山古墳:クリックで拡大:以後同じ)
(心合寺山古墳2)
(案内板)
(宿り木)
鶴見のイオンモール4階に行き、四六時中店で昼食をいただいたあと、
鶴見緑地を訪ねました。
鶴見緑地は、1972年創設され、1990年には花博(国際花と緑の博覧会)の
会場となった、周囲4キロ以上もある広大な大阪市の公園です。
我々は中央第二駐車場で車いすを1台借りて、一人に乗ってもらいまいた。
近くにはガラス張りの大きな屋内植物園「咲くやこの花館」があり、
前の池では業者の二人が底ざらいをしていました。
公園の中央には大池、周囲には、バラ園、風車の丘、菜の花畑、あんず園、
梅園、国際庭園、日本庭園、渓流、子供の森、乗馬苑などもあります。
公園は広いので、30分ごとに無料の園内バスがあります。
「咲くやこの花館前」のバス停から、ビニール張りの7人乗りのバスに乗り、
梅園を過ぎた「日本庭園北側」で降りました。バスは歩くより少し早い位の
速度で進み、親切な運転手は途中の案内もしてくれました。
バス停近くで市の職員らしい人が地面を掘っており聞くと、
水道の漏水場所を探したそうです。工事は水道を使わない時にやるので、
土を埋めもどしていました。
梅園には紅白合わせて20本位の梅がありますが、まだ3分咲き位でした。
寒桜は白い花をつけ、あんずや桜の芽は赤みをつけていました。
建物の周囲や木の周囲の盛り土には草が萌え始め、はこべなども青々と
伸びていました。
園内バスビニール越しに寒桜 常朝
草萌ゆる咲くやこの花館の土手 常朝
(咲くやこの花館)
(梅林の紅梅)
(園内バス)
(園内バス停)
再び園内バスに乗り、「咲くやこの花館」に戻りました。
中の喫茶店は閉店中で、窓口の女性が地図を渡して教えてくれた、
鶴見のガストで小句会を楽しみ解散しました。
空気は凍てたままながら、薄日の天気に恵まれた早春の1日でした。
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