2008年1月30日水曜日

43.東大寺二月堂の十七夜盆踊

「アカシア紀行・俳句」2007年9月17日(月)

 敬老の日の夜、妻、妻の友人、義兄姉らと奈良・東大寺二月堂の
十七夜盆踊に行きました。
これは10年くらい前から復活した、大仏様に奉納する踊りですが、
毎年9月17日催される、関西では多分最後の盆踊りとおもいます。
同時に二月堂の軒や石段に万灯籠が飾られています。
二月堂と三月堂、四月堂に囲まれる、普段は静かな広場に、
櫓舞台が組み立てられ、二月堂石段の上の広場では、模擬店が飲み物や
田楽などを売っています。
我々が着いた6時半ころ、舞台で挨拶のあと河内音頭が唄われ大勢の人々が
輪になって踊りはじめました。
踊り子のほとんどはいくつかの講の人達で、揃いの鉢巻・ハッピ姿で
音頭に合わせて躍動的に踊っています。
見上げると二月堂の万燈籠が夜空に流れるようでしたが、
踊り場の提灯の明かりが強くて、少し暗く見えました。
広場の南側の湯屋の瓦屋根には半月が上がっていました。
踊りもたけなわになると音頭が江州音頭に代わったりして、
また踊りの輪が二重になったり、別の小さな輪が出来たり、
踊り手の皆さんが今年の夏を惜しむかのようでした。            


        二月堂の万灯暗き盆踊     常朝

        大湯屋を月も照らして盆踊   常朝
          

       (二月堂・十七夜盆踊り)

       (二月堂の登廊)

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