2008年2月5日火曜日

52.大阪・道明寺の初天神・鷽替え神事

「アカシア紀行・俳句」2008年1月25日(金)


 正月の初天神の日、義兄姉らと大阪府・藤井寺市の道明寺天満宮の
初天神に行きました。
道明寺天満宮は西名阪高速道路の藤井寺ICを下りて東の、土師ノ里の
交差点の南にあります。
ここは昔土師氏の土地で、土師神社と土師寺があり、その寺に道真公の
おばの覚寿尼公がおられ、大宰府左遷の際立ち寄られた縁などから、
土師寺が道明寺となり、天満宮が祀られたとのことです。
明治時代の神仏分離令で道明寺は西に移され、尼寺となったようです。
我々が10時半ころ天満宮に着くと、すでに数十人の人達が、
梅の庭園の奥の赤い鳥居の前に並んでいました。
庭の梅も何本かは白や紅の花をつけていました。

 11時から鷽(うそ)替え神事が始まり、縄の張り巡らされた本殿前の庭に
順番に入り、一人ひとりに10X15センチ位の紙袋が渡されました。
この袋に小さな木製の鷽の人形がはいっており、底に印があると
後で大きな金あるいは銀の鷽に替えてもらえるそうです。
「かえましょう」「かえましょう」の神官の声に合わせて、互いに袋を交換しました。
なんとなく気恥ずかしいので鷽を交換するときは、皆笑顔になっていました。
何十人かの人と交換後、笑顔に疲れて群集を離れて義兄と休みました。
太鼓の音で鷽替え神事は終わり、袋の鷽を見ましたが、高さ5センチ位の
かわいい鷽でしたが印はなくはずれ(?)でした。
その後、境内の盆梅展、骨董市などを見て、大和川北のシャロンで昼食後、
石川河川公園の鴨などを見て帰りました。



        鷽替の笑顔に疲れ休みけり     常朝

        和綴じ図書茣蓙に売りをり初天神   常朝

       
       (初天神・鷽替え神事)

       (初天神・骨董市) 
  

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