「アカシア紀行・俳句」2015年6月10日(水) 前へ 次へ
6月上旬の梅雨晴れ間、小学校、中学校の同級生5人で
宇治の平等院、京都の高台寺を訪ねました。
メンバーは前日のクラス会のため東京から奈良に来たM子さんとT子さん、
大阪からのY君、奈良からのK子さんと私です。
朝10時、京都駅近鉄改札口で集合し、まず宇治へ行くことにしました。
切符売場に移動したら、一人の中国の学生らしき女性から声をかけられ、
東海道線で名古屋へ行きたいが切符を買うのを教えてほしいと頼まれ、
Y君と二人で、駅員に聞いたりして、JRの切符売場を案内しました。
2590円ですが米原で乗り換える必要があるようです。
その後我々もJR各停に乗り、30分程で宇治駅に着きました。
平等院は数回訪ねていますが、最近は車ばかりなので、参道を歩いたのは
数十年ぶりの感じです。
参道は昔より立派になっていますが、宇治茶や菓子などの店の看板を
見ると古くて XXX兵衛 などの名前がいくつかありました。
多分江戸時代から続いているお店もあるのでしょう。
山門で600円を納めて、平等院の庭に入りました。
56年ぶりの大改修が約2年かけて昨年(2014年)3月完成したので、
池もきれいになり、建物も朱や緑の色が見事にあざやかで、
本堂屋根の鳳凰も金色にかがやいていました。
10円玉の模様とおなじ平等院ですが、世界遺産にしては新しすぎるかな、
とも感じました。
屋根の金色の鳳凰のどちらが雄でどちらが雌か5人でもめましたが、
結論がでないまま、境内をめぐりました。
池の手前では自撮り棒で写真をとっている女性グループや、
中国人らしき外国人グループも、大勢いました。
梅雨空に鳳凰も入れ自撮り棒 常朝
鳳凰のいずれが雌や池青葉 常朝
(平等院山門:クリックで拡大:以後同じ)
(平等院)
(池に映る本殿)
(観月)
境内を出てから、参道のお店で抹茶ソフトクリームなどをいただきました。
食事処を探しましたが、参道入口の店が定休日だったので、
平等院南の県神社の東、宇治川に近い「観月」で昼食をいただきました。
暑い中を歩きましたが、6畳位の部屋が貸し切りのようになったので
ゆっくりしてメールアドレスのテストもできました。
宇治駅からJR快速で2時すぎに京都へ戻り、2台のタクシーに分乗して
四条の八坂神社の南の高台寺を訪ねました。
高台寺は、秀吉の死後菩提を弔うため夫人の北政所(ねね)が出家して
高台院湖月尼となり、創立した寺だそうです。
たびたびの火災で残っているのは、開山堂と霊屋(おたまや)などらしいです。
我々は受付で500円を納め、順路にそって庫裏や方丈の北側を巡りました。
途中の渡り廊下の屋根に青サギが池を見ているようでした。
その後庫裏で渡された袋に靴を入れて、本堂(方丈)や書院とともに庭を
拝見しました。
庫裏に戻り靴をはいて、東側の開山堂や霊屋(おたまや)を参拝しました。
開山堂には第一世住持の三江紹益禅師や「ねね」の兄、木下家定夫妻の
像があり、霊屋には、墓所として北政所が祀られ、その像と秀吉像が
あります。
霊屋での女性の説明がテープレコーダーのように抑揚がなく面白かったです。
境内では修学旅行の高校生が男女とも浴衣姿で楽しそうに歩いたり、
ソフトクリームを食べたりしていました。
その後、京都駅へタクシーで戻り、カフェ鴨川でコーヒーなどを
いただいた後、解散しました。
ねね殿の御廟は暗し青葉風 常朝
ねね殿も浴衣で参る修学生 常朝
(高台寺方丈)
(高台寺の庭)
(高台寺の青鷺)
(北政所御廟)
(カフェ鴨川)
梅雨時にもかかわらず天気に恵まれ、久しぶりに会う同級生たちと
楽しい一日を過ごすことが出来ました。
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