「アカシア紀行・俳句」2018年12月13日(木) 前へ 次へ
青空の見える師走の中旬:事始めの日、いつものメンバー4人で京都祇園を訪ねました。
目的は年末の祇園の舞妓・芸妓さん達の行事「事始め」を見学するためです。
祇園は2009年節分祭で八坂神社、建仁寺を訪ねて以来9年ぶりです。(参照:アカシア紀行82)
奈良から24号線を北上、阪神高速京都線の鴨川西ICの北側をさらに北上、九条河原町を右折して東大路・清水通りの北の高台寺駐車場に10時半頃駐車し、タクシーで祇園:新門前通りの片山家能楽・京舞保存財団の表札のある井上八千代邸を訪ねました。
片山家や近所の家の門の左右には青竹を曲げた柵:犬矢来(駒寄せ)が置かれていかにも京の古い家並みでした。
狭い通りの門前には大勢(5、60人?)のカメラマンや見学の人々が道の右側(北側)に並んでいました。
しばらくすると5、6人の舞妓や芸妓さん達が、東側から片山家に入りました。
その後も数分おきに、1人あるいは4、5人と門内に入る一方、時々門から白い箱や袋を抱いて
芸妓さん達がでてきました。 中にはカメラマンの要望があったのか、門前で並んで写真を撮らせたグループもありました。
邸内の様子はわかりませんが、おそらく舞妓さん達が師匠の井上八千代さん(5世)に挨拶をして、扇をいただいているのでしょう。
たまたま警戒のパトカーが来ましたが、マイクですみませんと断ってゆっくり門前を通り過ぎました。
11時すぎには邸内から報道カメラマン達が大きなカメラを持って出てきました。
その後、西側の角でタクシーに乗り高台寺に戻って車で花見小路・一力亭の前まで移動し、歌舞練場に駐車しました。
一力亭から挨拶をして出てくる芸妓さん達を花見小路で拝見してから、南側の料亭西坂で昼食をいただきました。昼は以前入った十二段家を訪ねましたが工事中とかで2020年5月まで休業と張り紙がありました。
西坂のお店の人たちは皆和服姿が決まっていました。
その後建仁寺前を通って 八坂神社南の東大路から奈良へもどりました。
(師匠宅へ歩く舞妓さん達)
(門前の舞妓さん達)
(片山家)
(門を出た芸妓さん達)
(花見小路一力の前)
赤草履音も軽やか事始 常朝
事始めジェット機高き京の空 常朝
今回は、お天気に恵まれ、久しぶりの祇園の年末行事を楽しむことができました。
たまたま帰宅後、NHKテレビの「花街の青春」という番組で、祇園の舞妓さんの新入生「仕込みさん」が1年以上も厳しい修業をしてやっと舞妓としてデビューするまでを見ました。祇園言葉、畳に手をついてお辞儀、歩き方など舞のほかにも修業すべきことが沢山あるようです。舞妓になってからもさらに修業して襟替え後、芸妓として活躍するそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿