2009年2月5日木曜日

82.八坂神社節分祭から建仁寺

「アカシア紀行・俳句」2009年2月2日(月)


 良い天気であたたかい節分前日、いつものメンバー6人で京都祇園の
八坂神社の節分宵宮に行きました。

 四条の祇園パーキングに着いたのは、10時半頃、神社での舞妓さんの
舞踊奉納や豆撒きは13時からなので、鴨川や先斗町かいわいを歩きました。
四条河原町の東岸には南座があり、その壁際の阿国の碑や岸の阿国の像を
見ました。

 鴨川の川床料理のみそぎ川の浅瀬では鴉が水浴びをしており、堰の下では
鴨の群れが泳いでいました。
鴨川の西岸、四条の北の先斗町(ぽんとちょう)を歩くと、平日昼前のためか、
人通りは殆どなく舞妓さんらしい人を見たのは一人だけで、ときおり配達の単車
などがきました。
3条通り近くのお寺の銀杏の木などが芽吹いていました。

 三条大橋を東へ渡り花見小路をゆっくり歩いて四条の八坂神社へ戻りました。
途中、芸者さんたちのお参りする神社「辰巳大明神」にお参りし、
巽橋を見ましたが、小さな石橋で白川の流れの上の木には10羽位の五位鷺が
じっと止まっていました。

 神社へ戻ると12時を過ぎていたので、食事をせずそのまま神社で福豆を求め、
空くじなしのくじを引きました。大当たり(?)でしたが中身はヒミツ。
境内の舞殿の周囲にはすでに大勢の人達が集まり、舞妓さんの登場を待って
いました。
我々も本殿にお参りをしたあと舞殿のそばで待っていると、
午後1時前に斎殿から舞妓さんが二人、長唄演奏者ほかとあらわれ舞殿に登り、
奉納舞踊が始まりました。演目は「梅にも春」でした。
奉納は今日は1時から先斗町の舞妓さん、2時から弥栄雅楽会の舞楽、
3時から宮川町の舞妓さんの舞踊となっているようですが、
我々は先斗町の舞踊だけ拝見しました。
二人の舞妓さんの名は「小楽」、「豆楽」さんだそうです。
舞踊は5分位で終わり、あとは舞妓さんと年男による豆撒きでした。
豆撒きもあっというまに終わり、私は一つも拾えませんでした。

 その後祇園の十二段家で昼食後、近くの建仁寺を拝観しました。
ここは臨済宗建仁寺派の大本山で建仁2年(1202)栄西により建立され、
「風神雷神図」「襖絵」などで有名です。
我々は、方丈にある俵屋宗達の「風神雷神図」屏風や
先日厨子から阿弥陀像が盗まれた方丈の仏間と庭、法堂(はっとう)天井の
双龍図などを拝観しました。

 のち四条通りの「くずきり」の鍵善に行きましたがお休みのため、
おとなりの「コーヒー店あさぬま」でコーヒーをいただき、
夜自宅で前回の安土の分と合わせて2回小句会後解散しました。

         春立ちし広き川原阿国の碑   常朝 
    
         先斗町寺の銀杏の芽吹きけり  常朝

         風神図笑顔に見えて春立てり  常朝
  
        (阿国の碑・写真はすべてクリックで拡大)

        (阿国の碑・説明板)

        (鴨川東岸より上流)

        (先斗町)

        (八坂神社・豆撒き)

        (建仁寺・方丈:1月31日右の部屋に泥棒が入り3月2日逮捕)

0 件のコメント :