2023年10月10日火曜日

297.丹波栗拾いと栗三昧料理

 「アカシア紀行・俳句」2023年10月7日(土)    前へ   

 10月7日やっと長い猛暑がすぎ秋らしい好天の土曜日、長男夫婦の招待でHISツアー「グリーンツーリズム:丹波栗収穫体験と栗三昧料理ツアー」に参加しました。

長男の妻の母上と3人で、7時大阪梅田の桜橋出口で集合し毎日新聞ビル前からHISツアーバスに乗りました。

このツアーは丹波農園で栗拾い、丹波ワイナリー見学、農園で栗三昧料理、京丹波道の駅、夢コスモス園見物のコースです。

HISから丹波の栗は大きく落ちて頭に当たると怪我するかもと帽子を勧められていたので自分は自転車用ヘルメット帽を用意しました。

バスは8時梅田を出発、大山崎ICで名神から京都縦貫道を北上、丹波PAでトイレ休憩後、丹波IC北西3キロの丹波農園に10時頃着きました。

丹波農園としてははじめての一般客による栗拾いだそうで、30人のグループが着くと、各自に手袋、袋、大はさみを渡され、11時までの時間で、各自丹波の大きな栗の実をいがごと、数十個拾いました。

重くなった袋を係の人に渡すと、毬(いが)取り機で一袋ごと、毬を取って大きくきれいな栗の実を別の袋に入れてくれました。各自500グラムは土産としてもらい、他に1キロ2500円で買うことができました。通常の店では4000円以上するらしいです。

    (栗園)                   (いが取り機)





                           

     へルメットつけて丹波の栗拾ふ


その後、バスで丹波ワイナリーへ行き、外の大きな葡萄絞り機とワイナリー内の瓶詰め機などを見学、前の葡萄畑の貴腐葡萄を木から獲って試食しました。ワイナリーの売店でワインを買い、再びバスで丹波農園のオープンの食事場所に戻りました。大テーブルが一つ、二人テーブルが10以上しつらえてあり、名前のある場所に各自座り、中村シェフが丹精こめた栗三昧料理の和風皿、スペイン料理のパエリア、モンブラン(栗ケーキ)をゆっくりいただきました。

    (貴腐ぶどう)               (パエリアを盛るシェフ)






            

     貴腐葡萄の味見もさせてワイナリー

     パエリアはシェフの丹精栗の味


2時前出発、丹波ICから京丹波PAのそばの道の駅「味夢の里」で各自買い物をして、3時半ころ亀岡ICの亀岡夢コスモス園で4時半頃までコスモスと案山子などを見物しました。コスモスは約20万本あるらしいですが時期が少し早く半分位咲いた感じでした。左手の案山子の列には大リーグ大谷翔平選手を模した案山子もありました。

     (コスモス園)               (大谷選手の案山子)





     


     コスモス園品種ひとつも知らぬまま


その後バスは来た道を大阪へ戻り、桜橋に夕方5時半ころ着いて解散しました。お天気にも恵まれ、丹波の大きな栗拾いやワイナリー見学を経験し、シェフの丹精込めた栗料理とワインを楽しめた一日でした。




2023年6月1日木曜日

296.飛鳥・キトラ古墳から高松塚

 「アカシア紀行・俳句」2023年4月1日(土)    前へ  次へ  

 長男が3月末関西出張で帰省の折、長男夫婦と、妻と4人で、久しぶりに飛鳥を訪ねました。

 9時頃、長男の車(彦根からのレンタカー)で24号線を南下、京奈和自動車道から169号線経由し、明日香の南西、近鉄壺阪山駅の東1キロほどのキトラ古墳に10時半頃着きました。

 キトラ古墳は1983年(昭和58年)発見された極彩色壁画のある円墳です。道の西側の駐車場に駐車して、道を横切り、壁画体験館(四神の館)を見学しました。以前訪ねたときはこのような立派な施設はなかったです。

 一階には壁画(東壁の青龍、南の朱雀、西の白虎、北の玄武)が展示され、地階には大きな星座のある天井の 下に、石室のレプリカ、壁画の説明、壁画の下に描かれた12支の動物(一部)が展示されていました。

 見学後、壁画体験館の南にある、たんぽぽが点々と咲く古墳を外から見ました。

 その後、1キロほど北の高松塚を訪ねました。古墳に最も近い駐車場に駐車し、50メートル北の壁画館(入場料300円)に入りました。高松塚古墳は1972年発見された、極彩色の女子群像の壁画のある古墳です。

 北壁には玄武、東西の壁には男子群像と女子群像が、さらに東に青龍、西に白虎が描かれ、南面は盗掘のため破壊されたようです。

 女子像の一人が持つ団扇のようなものは貴人の顔を隠すため、大きな耳かきのようなものは蝿などを追う払子(ほっす)とのことで、元日朝賀の儀式に列する舎人ら官人の様子を描いたもので、天皇のお子様である親王(忍壁、高市親王など)が埋葬者らしいです。

  玄武:キトラ古墳              星座:キトラ古墳







       たんぽぽや地下に星座の古墳丘     常朝


 その後、川原寺跡の東500メートルほどの「めんど屋」で昼食をいただき、1時半頃甘樫の丘に登りました。頂上は桜の花が満開で、時おり風が来ると見事な花吹雪となりました。天気に恵まれ頂上からの飛鳥の景色は格別でした。 

天樫丘を降りて3時すぎ北東1キロほどの飛鳥資料館を訪ねました。資料館の庭には飛鳥の奇妙な石像(須弥山石、石人像、猿石、亀石など)があって面白いです。

  甘樫の丘:飛鳥寺方面            飛鳥資料館:亀石






                出会いたる甘樫丘の花吹雪    常朝


 あと、前の「天極堂」で葛きりなどをいただいて4時頃から奈良へ帰りました。
良い天気に恵まれ、満開の桜とたんぽぽの飛鳥をゆっくり楽しめた一日でした。

2023年1月13日金曜日

295.蒲郡竹島・西浦から熱田神宮

 「アカシア紀行・俳句」2022年12月29日(木)    前へ   次へ  

 長男一家3人の帰省を兼ねて、嫁の母上と合計6人で、蒲郡の竹島、西浦から名古屋の熱田神宮を訪ねました。熱田神宮は天皇の3種の神器のひとつでヤマトタケルを守った草薙剣(くさなぎのつるぎ)が安置されていることで有名です。

 蒲郡駅で11時集合し、長男の車でまず三河湾のリゾート地:ラグーナテンボスのおさかな市場を訪ね昼食をいただきました。3年目となった新型インフルエンザは第8波となりましたが、市場の人出もかなりありました。約20店舗がそれぞれの食べ物、料理を出していましたが、市場内を一巡後、寿司と天ぷらのセットとうなぎをいただきました。

 その後竹島へ移動し、藤原俊成公(定家の父、蒲郡国司)の銅像や餌に集まるかもめを見ながら海岸を散策後、蒲郡クラシックホテルの喫茶室でコーヒーなどをいただきました。

3時すぎ、西浦半島のグランドホテル吉慶にチェックインして、近くの海岸を歩きました。天気に恵まれ入江の波音のない穏やかな海を見ることができました。

 夜6時半頃岡崎の次男夫婦と高校生の長男もホテルにきてくれ、久しぶりに家族9人が揃って、海の幸の豊かな料理をいただきました。9時頃次男一家は帰り我々は3室に別れて泊まりました。


     竹島(クリックで拡大:以下同じ)           藤原俊成像




     かもめ                       西浦の入江




      俊成像かもめと望む冬の海        常朝

      目の前に赤き脚見す冬鴎         常朝

 翌朝7時半に朝食をいただき、9時チェックアウト後、名古屋の熱田神宮を訪ねました。10時半頃参道前の駐車場に駐車後、6人が市中とは思えない鬱蒼とした杜の参道を歩き、本殿に参拝しました。境内に多い大楠の一樹の枝からは、烏が参拝に並ぶ行列を見ていました。残念ながら有名な「草薙の剣」に因んだ草薙館は年末のため閉じられており、見学できませんでした。

 午後は名古屋地下街の食堂で名古屋名物という「あんかけスパゲッティ」などをいただき、再び車で名古屋をあとにしました。


     熱田神宮                      大楠




     参拝に並ぶ人見る寒鴉                 常朝

     倭健(ヤマトタケル)の剣を見たし冬の杜        常朝

 

   帰りは新名神・土山サービスエリアで休憩後、大津経由で奈良へ6時半頃着きました。
久しぶりの家族再会を兼ねた、初めての蒲郡、熱田神宮でしたがお天気にも恵まれたラッキーな旅でした。

(注:3種の神器の残りの八咫鏡(やたのかがみ)は伊勢神宮、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)は皇居に安置されているとのことです)

2023年1月12日木曜日

294. 日本平から久能山

「アカシア紀行・俳句」2022年12月18日(日)    前へ  次へ  

 次男長女の大学ジャズクラブの定期演奏会(しずぎんホールユーフォニア:17:30~)に出席した翌日、次男、その長女、妻と4人で、日本平、久能山を訪ねました。
(長男とその母は高校サッカー試合で伊賀上野のため同行できず)

朝8時次男が車で我々のホテルシテオ静岡に迎えにきてくれ、孫(長女)と4人でに向かいました。
途中のコーヒー館エヴァーグリーンで朝食をいただき、9時半頃日本平駐車場に着き、階段を登って見晴台から雲に少し隠れた富士山を眺めました。
強い冬風に背中を押されながら見る富士の頂上は雲で隠れていましたが、待っていると雲が右へ動き雪の掛かった頂上を少し見せてくれました。

   (日本平から雲の富士:クリックで拡大:以下同じ) (日本平アンテナ塔)





     雪峰を少しずつ見す富士の雲        常朝

     寒風に音立つアンテナ塔高し        常朝

 その後、ロープウエイで久能山へ登り(実際は下り)東照宮にお参りしました。
来年(2023)の大河ドラマは「どうする家康」なので、割合多くの人がお参りしていました。長い石段を登って頂上の家康公の墓を参拝しました。

途中に船や飛行機のプラモデルの展示がありましたが、全国から宮大工など優れた職人をあつめたので、静岡がトミカなどのプラモデルの中心地になったとのこと。
ロープウエイから見る駿河湾には濃緑の雲の影が動いていました。

    (久能山)                        (東照宮本殿)




       (家康公御廟)                           (家康公遺訓)




     寒風に家康御廟へ押されゆく        常朝

     冬雲の影移りをり駿河湾         常朝

 その後、長女のアパートと大学を訪ね、グラデボール(Gradevol)でイタリアン昼食をいただき、3時半すぎ静岡駅から東海道線、名古屋から近鉄で奈良へ帰りました。長女とは静岡駅で別れ、岡崎へ帰る次男とは豊橋で別れました。(昼の新幹線の豊橋-安城間の架線事故で東京-新大阪間4時まで不通のため)

帰りは予定より2時間以上遅れましたが、お天気にも恵まれ、初めて孫のジャズ演奏会を楽しみ、おまけに日本平から東照宮墓地まで訪ねることができました。
(なお、次男の車は17日夜岡崎に帰ったため、日産レンタカー「セレナ」でした)