「アカシア紀行・俳句」2019年1月8日(火) 前へ 次へ
1月初旬の良い天気に恵まれ、新年の気分の残る奈良公園・春日稲荷茶屋 から 天理・市座神社の八日戎などをいつものメンバー3人で訪ねました。
荷担茶屋(にないちゃや)は奈良公園・国際フォーラムの道の反対側・南100メートルほどの茶屋で、何度か訪ねていますが、今回は七草粥の万葉粥(年中ある粥料理)をいただきました。
粥には紅白の餅が入っており、塩かげんは絶妙でした。香の物なども美味しかったです。
(春日・荷担茶屋:クリックで拡大:以下同じ)
(荷担茶屋の庭)
そのあと、長岳寺に行こうと天理街道(169号線)を走っていると天理・河原城交差点あたりで、八日戎の旗を見たので街道を西にそれて、丹波市の市座神社の八日戎を訪ねました。途中の道には八日戎の旗が何本も立っています。
市座神社の元社は本殿右手にある妙見社で、鳥居の左には小さいながら恵比寿神社があります。
神社前の駐車場に駐車して鳥居をくぐると、さほど大きくない神社ですが、テントの中には地元の人達が10人位和やかに働いて、くじ引き、お神酒、ぜんざい、綿菓子などを振る舞っていました。
小学生の女の子たちが嬉しそうにもらった綿菓子を抱くように境内を歩いていました。
我々は本殿参拝後、いきなりぜんざいの接待をいただき、くじ引きではチッシュペーパー、醤油などをもらいました。
本殿横では20才位のかわいい巫女さん(福娘)が二人、福箕(ざる)、お守り売りなどをしていました。
地元神社の初戎なので人はそれほど多くなく、至極のんびりとした雰囲気で、
我々は巫女さんたちと初写真の記念写真を撮ってもらいました。
巫女としての鈴振りなどの稽古はなしでいきなり本番だったとのこと。
地元の男性によると、ここは昔の丹波市という市場の神社だったようで、市場のアーケードの屋根(陽屋根)が鳥居外の街道あとに残されているとのこと。
市座神社の裏手には、2つ穴の空いた大きな青石があります。これは古墳石棺の天井岩らしいですが長い間、中心を流れていた布留川の石橋だったとのこと。
鳥居を出るとすぐ右手に陽屋根があり、その横は道を横切る川だったそうです。(いまは暗渠)
陽屋根の中の説明書によると丹波市は平安時代からの市場で、花街もある宿場町だったそうで、明治の鉄道敷設後、天理の中心は東の天理街道付近になったようです。
(市座神社参道)
(八日戎の境内)
(市座神社)
(巫女さん達)
(陽屋根(昔のアーケード))
(丹波市の説明書:一部)
テントの人皆和やかに初戎 常朝
巫女の鈴ぶっつけ本番初戎 常朝
初戎の神社を出てもとの天理街道を走り、まず竹の内の柿畑を訪ねました。
勿論柿を見るのでなく、新春の奈良盆地を見渡すためです。
竹の内の手入れのいきとどいた大きな池の土手に登ると、生駒山、二上山、葛城山、金剛山、大和三山の初景色が見渡せました。さすがに葛城、金剛山などはすこし霞んでいましたが。
池の奥の方で鴨の群がおり、ときどきキュルーというような声で鳴きました。
その後南の長岳寺の道に入りましたが、今回はお寺には参らず、去年近くにできた紅茶の店「KURINOKI」を訪ねました。
入り口には英国の国旗があり、車は10台位駐車できそうです。
中に入ると、英国風の食器箪笥のほか、大きな電気スタンド、ピアノがあり、注文した家庭料理・リンゴスクランブルと紅茶は流石に美味しかったです。赤ネクタイの男性が紅茶の説明をしてくれました。
(竹の内の池からの二上山など)
(竹の内の池)
(紅茶館「tea house KURINOKI」)
(紅茶館のピアノ)
(メニューの一部)
(リンゴ・スクランブル)
餅花も飾ってゐたる紅茶館 常朝
お天気に恵まれ、奈良の初景色や和やかな地元の八日戎、英国風の紅茶などを楽しめた一日でした。
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