2025年1月20日月曜日

299 和敬塾・細川旧邸 

 「アカシア紀行・俳句」2025年1月18日(土)    前へ   

  天気に恵まれた2024年9月の土曜日21日、孫が3月まで4年間お世話になった
東京文京区の学生塾「和敬塾」を、孫、長男夫婦、長男の義母と夫婦で見学訪問しました。

和敬塾は昭和30年、冷凍機メーカー前川製作所の前川喜作氏が、細川侯爵廷跡に創立した
男子学生用の塾です。

東、西、新南、北の4つの寮に約300人が、共同生活をしています。

 孫は4年間、東寮で広報担当などしながら大学に通っていました。
しかし新型ウイルスコロナのため2023年末までは大学へはほとんど通学できず、
寮での生活が主体だったようです。

  和敬塾本館玄関            和敬塾本館

 我々が塾の本館(細川侯爵邸)につくと、管理者の男性が本館内や寮の一部を案内してくれました。
本館は元首相の細川護熙(もりひろ)氏が幼少の頃すんでいたようです。
本館内は古い建物ながら大事に管理されていました。

         元首相育ちし館秋気満つ       常朝

         学寮は侯爵邸跡薄黄葉        常朝


   創始者 前川喜作氏像       本館2階のピアノ

         侯爵邸残るピアノの秋思かな     常朝

         侯爵邸朝食の間も秋澄めり      常朝


 本館の廊下には、和敬塾を訪ねた知名人の色紙が展示されていました。
また広い部屋とは別に、朝食の間もありました。
部屋の窓から見ると、背の高い木々がうっそうと葉をつけていました。

    廊下の色紙掲示           東寮の学生用個室

   

 色紙には湯川秀樹氏、田中角栄氏、森繁久彌氏などの色紙もありました。
2階も含めほぼ全館を見せていただいた後、孫の住んでいた東寮を訪ねました。

個室は広くないですが、広い廊下などで、学生たちが集まって寮のさまざまな行事などについて相談していたようです。

年間の行事には入塾式、創立記念塾祭、体育祭、卒業送別の予餞会などがあり、
それぞれ担当をきめて協力しながら学生生活を楽しんだようです。

見学を終えてから、元首相も学び、孫もお世話になった上智大学を訪ね、長男の住む横浜に戻りました。