「アカシア紀行・俳句」2010年8月17日(火)
8月の残暑というより盛夏の猛暑の続く日、いつものメンバーで
京都・比叡山延暦寺を訪ねました。
京都東山通り(東大路)の百万遍・今出川通から300メートル北の
山中越え(志賀越道)を東へ登ると、比叡山ドライブウエイに
入りますが、途中「夢見が丘」で止まって、琵琶湖を眺めました。
琵琶湖の南の方のすばらしい眺めで、大津プリンスホテルや
赤いヨットが見えました。
ホテルの影赤きヨットの入りけり 常朝
(夢見が丘の眺め1:クリックで拡大:以下すべて)
(夢見が丘の眺め2)
延暦寺の本堂ともいうべき根本中堂の駐車場に車を留め、
入山料550円で中堂の境内に入りました。
そこからは下り坂ですが両側に、開祖の伝教大師・最澄の
一代記を描いた絵看板が並んでいます。
途中に大講堂と鐘楼があり、50円を納めて鐘を撞く人が絶えない
ようでした。
大きな中堂では尼様が団体の人々へ説教中で、参拝後、
下の方に見える護摩壇で一人の僧が護摩を焚いているのを
拝見しました。護摩の煙が堂の黒い天井に登り、
中庭にも流れていました.
中堂の護摩を見る背に風涼し 常朝
(絵看板:最澄の出家)
(絵看板:天台宗の開立)
(根本中堂の門)
(鐘楼)
その後、中堂の向かいにある「鶴喜そば」で昼食をいただき、
奥比叡ドライブウエイを通って、根本中堂の北約6キロくらいの
横川(よかわ)に行きました。
横川は、道元、親鸞、日蓮などの高僧が若いころ仏教を学び
修行した所で、再建された横川中堂や元三大師堂、恵心堂、定光院
などがあります。
中堂下の弁天池(龍ヶ池)には、澄んだ水に睡蓮が咲き、
井守(虫へんに栄・虫へんに原:イモリ)が泳いでいました。
絵看板並ぶ参道法師蝉 常朝
道元の学びし谷に井守浮く 常朝
(横川の入口)
(横川中堂)
(龍ヶ池と弁天堂)
(龍ヶ池の睡蓮とイモリ(画面のまん中))
その後、ロテルド比叡(ホテル)の喫茶室でアイスコーヒーをいただき、
小句会後解散しました。
下界の京都市内へ戻るとまだまだ暑かったので、よい避暑にもなりました。
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