「アカシア紀行・俳句」2017年11月27日(月) 前へ 次へ
初冬の晴れた日、いつものメンバー6人で奈良・当麻寺を訪ねました。
今回の目的は、蕎麦屋さん「一乃庵」と周辺の冬紅葉を訪ねることでした。
「一乃庵」は9年前九品寺や葛城山を訪ねたときは、竹内街道にありましたが、
その後近鉄当麻寺駅のそば(南東50メートル)に移転してからは初めてです。(参照:アカシア紀行78)
「一乃庵」では、戸隠の新蕎麦を使った天そばと、メニューにない蕎麦搔きをいただきました。
さすが信州の新そばは腰があって美味しかったです。(一人1800円)
その後車を店の駐車場から当麻寺・薬師門北側の有料駐車場に移動し、数年前練供養で訪れた境内に入りました。
練供養が行われる境内は今は参詣の人が少ないですが、大きな出店が一つあり、
はったい粉、きな粉、きくらげ、ゆばなど土佐の山菜を売っていました。
本堂西の紅葉名所・西南院へ入ろうとしましたが、見上げると紅葉はすでに山の影になっていたので、少し散策後、北西500メートルほどの染野の傘堂に移動しました。
蕎麦搔に深大寺道想ひ出す 常朝
境内の屋台に売れりはったい粉 常朝
(一乃庵:クリックで拡大:以後同じ)
(当麻寺の屋台)
(当麻寺境内の桜紅葉)
(当麻寺西南院入口)
傘堂は説明板によると江戸時代の郡山城主本多政勝の位牌を祀るために家臣らが建てたとのことです。梵鐘ははずされていますが石碑2基は残っています。
傘堂のすぐ下の駐車場のそばには、きれいな冬紅葉の木が3本ありました。
近くには大きな池があり鴨が集まってきました。そばの猪垣のある谷川には柿の実が掛かり、
下流の岸には烏瓜が垂れていました。
傘堂の川に掛かれリ残り柿 常朝
傘堂の石碑に薄き冬日差 常朝
(傘堂:クリックで拡大:以後同じ)
(傘堂説明板)
(傘堂の池とよってくる鴨)
(池の土手の猪垣)
(文晃堂の中の店)
その後、当麻寺本堂の北200メートルほどの文晃堂でアンミツなどをいただき解散しました。
お天気のおかげでさほど寒くはなく、新蕎麦と二上山麓の冬紅葉を楽しむことができました。