3月上旬の日差があっても寒さの残る日、いつものメンバー4人で
奈良・五條市の賀名生(あのう)梅林と皇居跡を訪ねました。
梅林は13年前(2004年)3月8日訪ねましたが、その頃はまだあまり梅が咲いていなかったと記憶しています。
今回は9時すぎ橿原神宮駅西口で集合し、整備されたキトラ古墳の公園を通って、
大淀町阿田を通って五條市の大川橋を南へ渡り、10時すぎ西吉野町賀名生に着きました。
阿田を通る頃、少し雨が降りましたが着く頃は雨は止んでいました。
トンネルを抜けて川を渡ればすぐに右に登る道があり、案内版があって、
時計回りに、口の千本、見返り千本、東雲千本、奥の千本、西の千本、振り返り千本と
一周できる一方通行の道が描かれています。
我々は、駐車のできる場所を探して、最初に見返り千本の吉本農園の茶店を訪ねました。
狭いながら5、6台の駐車があり、お店では、吊し柿、蕗の薹、生姜、ミョウガなどを
売っていたので、それぞれが買物をして、テーブルでお茶をいただきました。
梅は、5分咲き以上に咲いており、軒には三椏の花が咲いていました。
その後、車で坂を登り西の千本の梅本農園の店に立ち寄り、草餅を買いました。
見晴らしはそのあたりが最高で、紅梅、白梅も6分咲き以上でした。
麓に降りると宮川沿いの道に多目的広場の駐車場があり、そこでよもぎの香りの
草餅をいただきました。
広場は10台以上の駐車ができ、見上げる周囲は梅ばかりで満開に近い梅もあります。
そろそろ食堂を探しに出ようとしていたら、駐車した車から20キロ以上離れて住んでいる
弟が友人と降りてきました。
同じ日に梅見に出るのも珍しいのに、同じ時刻に同じ場所に来るとはと、互いにびっくりしました。弟達はこれから梅見に行くとのことでした。
隧道をいくつ潜りし梅見かな 常朝
六分咲きいや八分かと梅談義 常朝
(茶店から見える賀名生梅林:クリックで拡大、以下同じ)
(賀名生梅林茶店の店台)
(西の千本の茶店駐車場)
(西の千本からの景色)
(多目的広場からの梅林)
その後、南の五條市市役所西吉野支所の手前を左折して20号線、137号線を通って
一ノ木ダムの東の百谷のレストラン「創今」で朴葉寿司定食をいただき、2時前に
賀名生皇居跡に戻りました。
皇居跡は藁屋根の大きな民家ですが、入館は予約必要、しかも今は見学中止中で、
庭を拝見したり、そばの哲学者・神大名誉教授であった塩尻公明記念館の写真を撮ったりしました。(皇居跡の予約方法は五條市のホームページ:堀家住宅賀名生皇居跡 を参照)
門の左に白い大きな花の梅古木がありました。
賀名生歴史民俗資料館の前の道を登って五条高校賀名生分校跡や北畠親房公の墓を拝見しました。
南朝の藁屋根ゆかし梅の花 常朝
朴葉寿司青き蕨も載せられて 常朝
(創今レストラン)
(塩尻光明記念館)
(賀名生皇居跡)
(賀名生皇居跡説明板)
(北畠親房公墓より皇居跡)
(北畠親房公墓)
その後168号線五条・本陣から24号線で北宇智駅近くの住川交叉点を右折し、120号線、
309号線から戸毛交叉点右折で再び133号線北上、郡界橋から35号線で橿原神宮西口経由
橿原観光ホテルへ戻りケーキと紅茶などいただいて4時半頃解散しました。
帰り道でも少し雨がちらつきましたが奈良へ着く頃は止んでおり、
弟達との奇遇と変わり易いながらもお天気に恵まれた探梅行でした。
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