2014年4月7日月曜日

189.奈良・馬見丘陵公園から広瀬大社

「アカシア紀行・俳句」2014年4月6日(日)     前へ   次へ 

 夜の雨が残り、春北風の吹く寒い日曜日、いつものメンバー7人で、
4月の花々を見ようと、広陵町の馬見丘陵公園から広瀬大社を訪ねました。

 9時前奈良を出て、天理から25号線を西へ、法隆寺東交差点を南下して、
馬見丘陵公園の北駐車場に着いた10時前は、雨が止んでいましたが、
天候が不安定で、しばらくは降ったり止んだりでした。

 公園の北エリアはチューリップの花祭で、広大な丘に色とりどりの
チューリップの花壇が美しく配置され、ふもとからはまるで花の虹の
ように見えました。

 花壇に一部は小学校の学童が球根を植えたそうです。
チューリップ花壇には、種が飛んできたのでしょう、ナズナや菜の花が
紛れ込んで咲いていました。

 花見茶屋「Cafe' +f」のそばのテントでは、広陵町、葛城市、香芝市、御所市、
大和高田市などの特産品売店があり、葛城店で小麦餅、大和高田店であんぱん
などを買いました。

 その後、トンネルを通って、中央エリアに移動しましたが、
ハナミズキなどはまだ早いので、満開の桜や、土筆を見ただけで、
駐車場に戻り、車を前池の北側に移動、池の鴨や桜を見ながら、
天神社、宇賀神社などを参拝、散策しました。
土手の寄せ仏のそばには、ワラビが伸びていましたが、芦の角はまだでした。

       チューリップ花の虹なす園の丘   常朝

       チューリップ花壇に紛れなずな咲く 常朝

              (馬見丘陵公園プレート:クリックで拡大:以後同じ)
              (案内図)
              (花の広場)
              (桜とチューリップ)
              (葛城市などの売店)
              (前池)
              (天神社)


 法隆寺東の「さと」で昼食をいただいたあと、広陵町の広瀬大社を
訪ねました。

 広瀬大社は、2月の砂かけ祭で有名な神社で、廣瀬大忌神 (ひろせおおいみの
かみ)、櫛玉命 (くしたまのみこと)などを祀る旧官幣大社です。

 境内に入ると、ちょうど周囲の桜が春北風に散って、花吹雪となりました。
境内真ん中には沢山の菖蒲の苗鉢がシートで作られた浅いプールに、
ぎっしりと並べられていました。

 真中の大きな橘は実が沢山付いており、右手の神馬堂には、神馬像が置かれ、
砂かけ祭の砂が、背中や腹に付いていました。

左手の池の奥の桜の木の下では、2、3組の花見客がバーベキューや
ピクニックを楽しんでいました。時々子供達が飛ばすシャボン玉が
池の上まで飛んできました。

 その後、左手の春泥の道を石の太鼓橋まで移動して、
大和の春の景色を眺めました。


       花吹雪斎庭にありて昂ぶれり  常朝

       春祭の砂背に残し神馬像    常朝

              (広瀬大社:クリックで拡大:以後同じ)
           
              (説明板)
              (たちばなの木)
              (水足神社)
              (花びらの池)
              (太鼓橋)


 その後、斑鳩町三井のCafe Oneで小句会後解散しました。
その頃は、青空が見えるほど天気は回復していました。
上空に寒気があるためか、やや風と雨模様でしたが、
チューリップの花園と満開の桜、花吹雪など、4月らしい花づくしの1日でした。

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