「アカシア紀行・俳句」2004年1月4日(日)
正月の穏やかな日、平城京の西市跡を訪ねました。
西市跡は、大和郡山市の郡山城の北東、約1キロメートルほどの、秋篠川の西側にあります。
その昔、西市は東市(約1.5キロ東)とならんで平城京の重要な市場でした。
羅城門からは、朱雀大路を北へ約600メートル、西へ約700メートルほどです。
西市跡の案内板は、県道郡山斑鳩線(9号線)沿いにありました。
そこには、万葉集の歌
西の市にただ独り出でて目並べず買ひてし絹の商じこりかも (作者不詳)
の歌が書かれています。
よく比較検討せずに買った絹は失敗だったとの意味ですが、恋の歌という説もあります。
説明板のそばには注連飾りがありました。
平城京の時代も正月には市場のあちこちに注連飾りがあったかもしれませんね。
正月の市場の人々の活気のある挨拶が聞こえるような気がしました。
平城京西市跡に注連飾る 常朝
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