2014年7月8日火曜日

195.奈良・信貴山のどか村から竜田大社 風鎮祭

「アカシア紀行・俳句」2014年7月6日(日)     前へ   次へ

 朝少し青空も見えた梅雨曇りの日曜日、いつものメンバー6人で、
奈良県生駒郡三郷町の信貴山のどか村から王寺町の竜田大社を訪ねました。

 奈良方面からは車で国道25号線を西に竜田大橋を渡って左折し、
本町1丁目で右折して、宮前橋東を右折、約600メートルで竜田大社です。
我々は9時過ぎ竜田大社駐車場に集合しました。

 今日は竜田大社の風鎮大祭ですが、インターネット情報では午前中は
神事のみとのことで、朝は信貴山のどか村を訪ねることにしました。
信貴山のどか村は信貴山「朝護孫寺」のすぐ南にある、
民営の広大な農業公園です。

 9時半頃駐車場に着き入場券500円を払ってのどか村に入ると、
広い丘に花壇、芝生広場などが見えますが、
我々はまず左手(西側)の体験農場に行きました。

              (のどか村案内図:クリックで拡大:以後同じ)        
            (七夕竹)
              (のどか村の花畑)
途中の花菖蒲の葉に空蝉があったので、取ろうとすると
すぐ近くの葉から蝉が飛び立ちました。
朝生まれたばかりの蝉のようです。
道の左手には合歓の花、右には桜青葉の涼しいトンネルがあり、
通ってトウモロコシの畑に入ると、年配の男性が一人、机を置いて、
直売を始めていました。

 まず客が数十畝もある背高いトウモロコシの畑に入り、
自分の好きな実をとって、畑の外の販売机に持参し、1個150円で買います。
我々の他にも家族連れが2、3組来て、小さい女の子が畑の中から
トウモロコシを抱えて出てきました。

 1個の4分の一位を試食させてくれましたが、生でも柔らかく、
甘みがあり、何よりみずみずしい味でした。
我々も数個ずつ買ってから、南側の土手を登って鶏の庭に行きました。

 最初の鶏のネットは烏骨鶏(うこっけい)でした。
コケコッコーと鳴くと、どこかでホトトギスが鳴きました。
鶏を放し飼いしているネット(10X20メートル位)の中に、籠を持って、
鶏が外に出ないように気をつけて戸を開けて入り、卵を採りました。

 産卵小屋(長さ2~3M)が数個あり、数羽ずつが入って卵を産んでいます。
箱の下の受け棚に落ちる産みたての卵を籠に採り、出口で精算しました。
鶏はボリスブラウンという種で、茶色の卵ですが1個50円でした。

 その後、園内のソフトクリーム店でソフトクリームをいただき、
やぎひつじ牧場を少し見てから売店を覗き、のどか村を出ました。

       温みまだ残りゐるかに蝉の殻     常朝

       とうもろこし触るれば花の散りにけり 常朝

              (トウモロコシ畑)
              (鶏園)
              (産卵小屋)
              (やぎひつじ牧場)

 信貴山観光ホテルへの途中、吊り橋を見ました。
池では3、4人の若者がブラックバス釣りをしていました。

              (吊り橋)

 信貴山観光ホテルの「おはし」で昼食をいただき、山を下りて
午後1時前再び竜田大社を訪ねました。

 1時から神楽舞、2時から居合剣舞とのことで、拝殿に行きました。
神楽舞は数人の巫女が雅楽で舞うのかと思っていたら、
二人の巫女と、少女の巫女が一人、お祓いを受ける人々を拝殿に上がらせて、
一人の巫女が剣を持って、数分間太鼓と笛に合わせて舞い、
そのあと、一人ひとり、お祓いをし、お供物を渡していきました。

 10数分毎に、これを繰り返しているだけだし、剣舞までまだ時間があったし、
雨もぽつりぽつり降ってきたので、近くの神奈備神社を訪ねました。
風鎮大祭の最大のイベントは夜の花火ですが、句会の都合もあり、
今回は花火など夕方以降のプログラムは参加しませんでした。


       巫女の舞終れば来たる白雨かな  常朝

              (朝の竜田大社)
              (風鎮祭の奉納行事)
              (巫女の舞)
              (屋台)

 神奈備神社には、鎌足の妻、額田王の姉と言われる鏡王女の万葉歌碑などが
あるらしいですが、境内に石段が30段ほどあり、駐車場もないようだったので、
ここもあきらめて王子駅南の川沿いの「さと」で小句会後解散しました。

 「さと」に入った頃から雨が降り出しましたが、
雨に強いという風鎮祭のおかげか、我々はさほど降られず信貴山や竜田の
涼しい青葉を楽しむことができました。 

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