2009年8月3日月曜日

90.奈良・丹生川上神社下社から洞川

「アカシア紀行・俳句」2009年8月1日(土)

 1日中雨の予想の日、いつものメンバー7人で奈良・丹生川上神社下社
から洞川・龍泉寺、大峯山の女人結界まで行きました。
いつものように天気女(?)のおかげで雨どころかで薄日さえさしています。

 丹生川上神社は3社あり、川上村の大滝ダム上の上社、
東吉野村小(おむら)の中社と、下市町長谷の下社があります。
ここ下社へは下市口駅から長谷まで奈良交通バスがありますが、
私達は2台の車で下市町経由で9時40分頃着きました。

 下社は丹生川のほとり、丹生山のふもとにあります。
古い立派な拝殿の奥から山に向かい急角度の登廊があり、その上に
古い本殿がありますが、登ることはできません。
登廊すれすれの杉の大樹にお歯黒蜻蛉が飛んでいました。
参拝後境内の井戸などを見ていたら宮司が来られて、
拝殿に上ってもよいといわれ、拝殿であらためて登廊や天武天皇や、
孝明天皇の額を拝見し太鼓を叩かせてもらいました。

 祭神は水の神様、闇■(雨に龍)神(くらおかみのかみ)だそうです。
幕末天誅組の蜂起に神官の橋本若狭が参加し、社殿が焼かれたそうです。
拝殿左に橋本若狭の石碑、社務所左奥には樹齢500年の欅の神木があります。

 宮司の奥様も出てこられ、社務所の軒で神社の案内ビデオを拝見し、
お茶やお菓子までいただきました。

        お歯黒の飛ぶ水分の杉大樹        常朝

       (丹生川上神社下社:写真はすべてクリックで拡大)


 その後、309号線を南下し、洞川温泉の上流にある龍泉寺にいきました。
ここは古くから大峯行者の寺とされており、明日から2日間 行者祭が
あるそうです。
川沿いの道には白いサビタの花が咲いています。
境内には鍾乳洞からの清水の流れと池があり、鱒が一匹泳いでいました。
境内を拝見していると、20人くらいの講の男性が白いふんどしの行衣に
着替えて境内の池で水行を始めました。
池の中の岩の不動明王に向かい半身を水に浸けて、鈴を振りながら
般若心経などを唱えます。見ていても寒そうでした。
池の岩には擬宝珠の花、境内には紫陽花がまだ咲いていました。

        温泉の川に沿ふ道サビタ咲く        常朝

       (洞川龍泉寺)

       (龍泉寺水行場)


 温泉町の中の「きらく九兵衛」で鮎の味噌煮定食をいただき、
さらに山奥の大峯登山口、女人結界まで車を進めました。
手前に駐車場があり、橋を渡って結界門の手前右手に広場があります。
そこでは30人位の行者講の人達が登山の安全祈願の護摩を焚くところでした。
うち10人位は女行者で、ほとんどが杖を持った白衣の行者姿です。
何人かはきれいな音の鈴を腰につけています。

大峯山は昔から女人禁制の行場ですが、女行者は近くの稲村ヶ岳に
登るそうです。(学生時代今はなきA君と登山しました)
橋の上からは木の間から大峯山の行場である「西の覗き」が見えます。
そこまで登山は5.5キロとのことです。
結界の門は頑丈な木の門で、そばには、
まむし草、水引草、蛍袋、盗人萩などが咲いていました。

護摩行は願文、法螺、心経、観音経などではじまり、破魔矢の放射後
檜の護摩壇に火がつけられました。
その後講の人達は温泉の方へ歩き出しました。
登山は明日とのことです。

 その後、帰り道の「ごろごろ水」採水場でパイプから清水を
もらい、橿原観光ホテルで小句会後5時半ころ解散しました。


         かなかなに行者の護摩の始まれり      常朝

         結界に礼する行者蝉時雨           常朝


       (大峯山女人結界)

       (ごろごろ水採水場)

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