「アカシア紀行・俳句」2004年5月15日(土)
若葉の風の心よい日、奈良天理市の竜王山に登りました。
竜王山の頂上には、竜王山城の跡がありますが、
今回は、柿本人麻呂の歌にある衾道(ふすまじ)を登りました。
万葉集にある
「衾道を引く手の山に妹(いも)を置きて帰る山道は生きるともなし」
の歌が詠まれたところで、人麻呂がなくなった奥様をこの墓地に埋めて、
帰るときの気持ちを詠んだ歌とのことです。
急な山道をあえぎながら登り、途中で休んでいたら、
「ポー ポー」と筒鳥が鳴きました。
筒鳥や人麻呂の妹眠る山 常朝
(竜王山への道)
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