「アカシア紀行・俳句」2007年8月8日(水)
立秋といっても8月の暑い日、妻、義兄姉らと大原・江文神社吟行のあと、
京都市内の六道参りに行きました。
六道参りは、東山通り(東大路通)の4条と5条の間の清水5丁目の
松原通りを西に入った六道珍皇寺にお参りするお盆の精霊迎えの行事です。
ここには迎え鐘と呼ばれる綱で引く鐘があり、盆花としての槇の枝や、
水塔婆を求めることが出来ます。
境内には、十界図なども出され、盆花を買ったり迎え鐘を引いたり
する人々でにぎわっていました。
閻魔堂には大きな閻魔様が太い筆を持ってにらんでいました。
我々も行列に並んで、汗を拭きながら迎え鐘を引かせてもらいました。
むかし小野篁(おののたかむら)が閻魔様の手伝いに地獄へ通勤していたという
地獄の入口の井戸のことは知らずに見落としました。
帰りに松原通りの出口の角で幽霊飴を買いました。
これは慶長の頃、毎夜女の幽霊が飴を買いにきて、墓の中の自分の赤ちゃんを
育てていたという話から今も続いている飴です。
袋の中は飴色の四角や長四角の飴が沢山ありましたが、
中には三角の飴もありました。
閻魔持つ筆先太し迎え鐘 常朝
幽霊飴三角もあり秋暑し 常朝
(六道参り・迎え鐘)
(幽霊飴)
0 件のコメント :
コメントを投稿