2008年1月14日月曜日

9. 平城京 船着場跡

「アカシア紀行・俳句」2004年5月8日(土)



 若葉のころ、平城京の船着場跡を訪ねました。
船着場跡は、大和郡山市の郡山城の北、秋篠川のほとりにあります。
その昔、この近くに平城京の西市がありました。
西市で売買される品物を船に積み下ろししたのがこの船着場でした。   

          
秋篠川の西側の土手の脇に説明版が立っています。
説明版には船着場の風景が描かれています。
忙しそうに荷物を船から下ろす人や茶店の横で寝ている人もいます。
今は川には砂地があるだけで勿論船着場はありません。
鯉がゆっくり泳ぎ、鴉が遊んでいました。
川を見ていたら、白い穂わた(絮)がいくつか飛んできました。
多分、平城京朱雀大路の街路樹であった柳のわたでしょう。



        平城京船着場跡柳絮飛ぶ      常朝


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