2008年1月19日土曜日

34. 奈良・御所市伏見八幡神社

「アカシア紀行・俳句」2007年5月20日(日)
              


 5月のよい天気の日曜日、妻、妻の友人、義姉らと奈良・御所市の
金剛山麓の田や畑を見に行きました。
田植前なので、苗代田や田植の準備など、句材探しの吟行です。
御所市の南の伏見地区で車を止め、苗代田を見たあと、山手へ移動して、
田への引き水を見ました。
この辺りは、金剛山の水を田に引くので、おいしい米が穫れるそうです。
山からの一つの流れを、コンクリートの壁と木の板で2つ、あるいは
3つの流れに分けて、下の田へ水を引いていました。
近くの農夫らしい人に聞くと、この辺は時間水です、とのこと。
貴重な水なので、この田は何時から何時までと時間を切って引き水を流す
ルールです。
ここから北の九品寺の近くにある番水時計を見たことがあります。
そのあと、伏見地区の八幡神社にお参りしました。
登りは急な石段だったので、帰りはいわゆる地道の「女坂」を降りましたが、
わきに卯の花がきれいに咲いていました。
「女坂」といっても、東京の愛宕神社などの女坂と違い、急な坂道でした。
            

        金剛の時間水とて田水引く       常朝


        卯の花や緩くはあらぬ女坂      常朝
          

       (御所市伏見八幡神社)

       (卯の花)

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