「アカシア紀行・俳句」2007年9月25日(火)
9月中秋の名月の夕方から、妻、妻の友人、義姉らと奈良桜井市の三輪大社・
観月会に参列しました。
三輪大社は大国主神を祀る日本最古の神社といわれ、三輪山が御神体です。
4時頃参道を進み、境内を散策後4時半頃、右手(南側)の三輪山会館で
おそうめんとお茶をいただきました。
5時半頃参道左手(北側)の祈祷殿前の広場に設営された観月会場にいき、
長椅子に坐りました。
すでに10数人の人達が来ており、そこで月の出を待ちました。
東の空は雲がかかり最初はだめかとも思いましたが、誰かが月が出たというと、
あちこちで月が見えたなどと声がかかりました。
西風が雲を動かしてくれたのです。
我々の座席からは祈祷殿の大屋根のため、月が見えなかったのですが、
立って少し右へ移動すると、黒々とした三輪山の杉の梢の間に、みごとな満月が
出ていました。神々しい月でした。
まもなく観月会は6時から神主の祝詞で始まり、越天楽の雅楽と巫女の舞が奉納
されました。
巫女は8人で4人ずつの組で舞があり題は「磯城の舞」と「うま酒みわの舞」と
いうことでした。
祈祷殿の桧皮葺(ひわだぶき)の屋根は月に照らされて濡れているようでした。
観月会は8時ころ終わり、参列者にお神酒が振舞われましたが、
私の前でお神酒がなくなり、安心して(?)運転して帰りました。
(神山に月の句は最初、「神山に月登りしと声二三」でしたが、茨木和生先生に
添削していただきました)
神山に月登れりと声あがる 常朝
名月に杉葉差し上ぐ巫女の舞 常朝
桧皮葺濡るる如くに今日の月 常朝
(三輪大社・観月会)
(三輪大社・巫女の舞)
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