2008年1月14日月曜日

7. 平城京 羅城門跡

「アカシア紀行・俳句」2003年11月18日(火)



 晩秋のころ、平城京の羅城門跡を訪ねました。
羅城門跡は、大和郡山市の郡山城の東、佐保川のほとりにあります。
その昔、羅城門は平城京の正門で、ここからまっすぐ北へ
巾70メートルほどの朱雀大路が朱雀門まで続いていました。   
鑑真和上など国賓クラスの人々を政府高官などが迎えたところでもあります。
          
佐保川の西側の畑の脇に説明版が立っていました。
説明版によると川底に門の礎石が残っているとのことですが、
周囲は畑と川の土手があるだけです。
それを読んでいたら、綿虫(雪虫ともいう白い小さな虫)が一匹飛んできました。
目で追いかけていたら、急に見えなくなりました。



        綿虫のふっと消えたる羅城門      常朝




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