2008年1月21日月曜日

39. 十津川の玉置神社・熊野大社

「アカシア紀行・俳句」2007年8月4日(土)~5日(日)


 天気に恵まれた8月の始め、中学の20人のクラス仲間と、
十津川・熊野に一泊旅行をしました。
50人のクラスも、同窓会に出席できるのは20人程度になったので、
このところ毎年一泊旅行をしています。
今年は、十津川の旅館に泊って熊野大社参拝、瀞八丁の遊覧となり、
4日は、谷瀬の吊橋を渡った後近くの山の上の玉置神社に正式参拝しました。
神社の正式参拝は、全員が神社の法被を着て、代表が玉串を神前に供え
全員で二礼二拍手一礼します。
神主は若い方で、太鼓を強く打ちながら、声朗々と祝詞を上げて
いただきました。
太鼓の音が腹に響くように強いので、十津川の蝉の声も消されて
しまいました。 翌日は熊野大社に参拝しました。
長い石段を登ると、広い斎庭(ゆにわ)に立派な社殿があり、
棟木(むなぎ)の上の鰹木(かつおぎ)には金色の菊のご紋が、
夏の日に輝いていました。
遠い昔、平安貴族の女性たちが、京から熊野詣での旅のはてに、
ここに着いて立派な社殿を見たら、今の我々以上に感激したでしょう。
参拝のあと、我々はバスで瀞八丁の乗り場「志古」まで行き、
遊船で約1時間「田戸」まで乗り、再びバスで帰りました。
道が狭くてバスが迂回したため、我々は瀞峡の上の乗り場で、
ほぼ1時間バスを待ったのも良い(?)思い出です。

            

        祝詞上ぐ太鼓に消えし蝉の声     常朝

        鰹木の菊の御紋に蝉時雨       常朝
          

       (玉置神社の神代杉)

       (熊野大社:大きすぎて一枚の写真に入りませんでした)

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