「アカシア紀行・俳句」2002年8月30日(金)
8月も終ろうとする日、天理市の氷室跡を訪ねたのち、
奈良県山添村の毛原廃寺跡を訪ねました。
ここは山の中腹であるが奈良時代より立派な寺があったらしいです。
のちに織田信長の軍勢に破壊され、多くの僧侶も近くの谷(地獄谷という)で
殺されたと聞きました。
寺跡に建物はなく、石垣と大きな石に彫った六地蔵があるだけで、農家の畑があり、
野菜や花が丁寧に育てられていました。 域内には小さな神社があります。
近くの農家にお邪魔してご主人から色々お話をお聞きしました。
夏は草茫々となるので、このお家の人達が寺跡の草刈などをして守っておられる
とのことです。
ご主人はこの夏は体調がすぐれず、夏痩せされておられました。
少し下の土手には仙人草がつるに白い花をたくさんつけていました。
夏痩せの男の守る廃寺跡 常朝
0 件のコメント :
コメントを投稿